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《北海道における地震活動の状況⚠️》

《北海道における地震活動の状況⚠️》
今月25日あたりから、北海道南西沖で地震活動がより活発化していることが判明しました。

なお、この周辺の領域では1983年に日本海中部地震(M7.7)・1993年に北海道南西沖地震(M7.8)が発生しており、何れも大津波を伴った地震でした。
これらの地震は10m超の津波も発生し、後者の地震は遡上高は30m程度にも達しました。つまり、2011年東北地方太平洋沖地震がなかったら、戦後では最大の大津波を引き起こした地震と言えます。

【活発化領域について】
活発化している領域は、最悪の場合は大地震に繋がる可能性も否定はできませんので、念のため注意が必要となります。

因みにこの領域で発生している地震は、「日本海東縁ひずみ集中帯」と呼ばれるエリアで発生しており、歪みが蓄積されやすいエリアとなっています。

現在の日本海で起きる地震活動の特徴は、何れも逆断層タイプの地震で、大地震が比較的浅い場所で発生することから、M7クラス後半でも大津波が発生しやすい地域になっています。
これは日本海形成の成り立ちを考慮すれば分かることなのですが、形成時に活動した断層群のタイプは正断層が発達していましたが、応力場が圧縮方向に変化したことで、現在は逆断層タイプの地震が発生しています(因みにこのような断層は正逆反転断層と呼ばれる)。

※図は気象庁のホームページから

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