昔、トマソンについて、真剣に研究したこともあり、本
健康な時、自ら歩いて探した事もあった。
キッカケは子供の頃、よく通った道で、何気なく昇り降りしていた階段。
その階段の昇り降りをしていて、ある日ふと思った。
あの階段、何のために作られた階段？
そう思うのも無理はない。
階段の先には何もないのだ。
その先に部屋があり、ドアがあるのなら分かるが、何もない。
ただ壁。壁しかない。
そうなると、この階段はとてつもなく無意味な物だと感じる。
いや…待てよ？
無意味に見える物でも、もしかしたら意味のある物なのかもしれない…
めちゃくちゃくだらない事を考える小学生だった私は、もしかしたら他にもこういう場所があるのでは…
…探したい。
その日の夜、私はこの意味のないものの名前がトマソンだという名前だということまで辿り着く。
本当にくだらない。
トマソン、トマソンを探したい！
結局、小学生の足では収穫はなく、いつも遊んでいたあの階段も錆が酷くて危険だということでいつのまにか取り壊されていたけど、現在不意に思い出して、また探してみたい衝動に駆られている。